せっかくの休日。少し遠出でもしてみようか・・・。湧き水を求めて「ぶなの恵み」へ。

2024年5月20日月曜日

おんせん 一関市 湧き水

 岩手・秋田・宮城にまたがる栗駒山の麓へいざ!


せっかくの休日、特に何もやることがない、行き先も特に決まっていない。そんな日は湧き水を求めて少し遠くにドライブなんてしてみようかな?ということで、岩手県、秋田県、宮城県の三県にまたがる栗駒山(くりこまやま)の麓に湧き出る名水「ぶなの恵み」へと向かうことにしました。


水を汲みに来る人が後を絶たない名水


今回は写真と動画の撮影も兼ねてこのぶなの恵みを訪れました。水を汲みにいらっしゃっている方が多数おりましたので、皆さんの邪魔やご迷惑となってしまってはダメだと思い、汲みに来られる方が落ち着くまで車で待機をしようと思って時計を見ると午前9時30分ちょい過ぎでした。撮影を開始した時刻は正午を30分以上過ぎており、約3時間、水を汲みに来る方が途絶えないという状況にまずはびっくりしてしまいました。それだけ地元の方々や隣県の方々にも愛されている名水なのだろうということがわかります。

ぶなの恵みは足を運んだことのある方はよくおわかりだと思いますが、有志の皆さんによって周辺整備が行き届いており、駐車場も水汲み場もとても綺麗に保たれています。まさかこのような美しい景観の場所でゴミの投機などを行おうとする人はいないと思いますが、せっかくの美しい風景を台無しにするような行為、水を汲みに来られる方々のご迷惑となる行為は絶対に行わないでいただきたいと思います。


美味しいミネラルウォーターと癒しの風景


複数の場所から地面へとミネラルウォーターが止まることなく流れている景色、この景色はもしかしたら都会の方々にとってみればとても贅沢なものに見えてくるのではないでしょうか。元々岩手県は水が綺麗な場所としても有名で、県内様々な場所に名水百選などに選出されている湧き水がたくさんあります。さらにそのミネラルウォーターは地元の方々の飲料水としてだけでなく、炊飯、料理などにも用いられ、生活の中で様々な恩恵をもたらしてくれています。

この栗駒山だけでなく、青森県泊崎付近から栃木県那須高原まで伸びる日本屈指の山脈帯である奥羽山脈(おううさんみゃく)の伏流水なども有名で、遠くから水を求めて来られる方もいらっしゃるほどの土地です。


近くには名湯湧き出る温泉郷


ぶなの恵みからそれほど遠くない距離に須川高原温泉があります。須川高原温泉は強酸性の泉質で、はるか昔、平安時代から湯治場として親しまれてきた温泉と言われています。私の地元八幡平市などもそうですが、温泉郷がある場所の近くには必ずと言って良いほど湧き水が湧いているところが多く、山に囲まれているとか山の麓だからという条件があってこその自然の恵みなんだと思います。美味しい水を求めて、最高の温泉に癒される。そんな贅沢な時間を過ごすことができる最高の場所ではないかと思います。






⚫︎いこいの村岩手温泉ホテルから約147km/約1時間53分