岩手県の沿岸北部に位置している久慈市。この場所は「北限の海女の里」と言われており、過去に放送されていた朝の連続小説テレビドラマ「あまちゃん」の聖地として有名です。実際に私が撮影に訪れた日も何人もの方が写真や動画を撮影しにいらしてました。また、あまちゃんファンの方々の聖地巡礼といえば絶対に外すことのできない場所となっています。

あまちゃんのドラマをご存知の方であれば良く知っていると思うセリフの中でも圧倒的に第一位となるのがおそらくこの「じぇじぇじぇ」というセリフではないでしょうか。まぁ実は、岩手県民や地元の方々に伺ってみてもこの「じぇじぇじぇ」という言葉は言わないよという方も多く、正直に言ってしまえばこの「じぇじぇじぇ」がなにから生まれたのかよくわからないというのが本音です。

ただ、似たような言葉が岩手県各地にありますので、おそらくはこの場所に住んでいらっしゃる昔の方の方言のような感じなんだろうと思います。実際に私の住んでいる内陸でも、似たような表現の中に「じゃ！」とか「じゃじゃじゃ！」という言葉があります。これは一種の驚きの表現という感じで、びっくりしたことがあった時に高齢者の方がよく言っています。多分ですがこの「じぇじぇじぇ」もドラマのシチュエーションを見ていると驚きの表現として使われているので、そういう意味の言葉なのだろうと思います。

小袖海岸にたどり着くまでの道のりは正直いうと決して簡単な道ではありません。実は道幅がかなり狭く、車がすれ違うことが難しいような場所もあり、しかもその道路が直線ではないことで対向車線の見通しがとても悪く、お互いに譲り合いの気持ちを持って運転をしないとトラブルや事故を招いてしまうような道路となっています。

ただその道路の途中にも写真のような美しい海岸風景が見れる場所や、兜岩（かぶといわ）や釣鐘洞（つりがねどう）と呼ばれる奇怪岩などをご覧いただくことができます。

道路の途中途中には車を数台停車できる場所や対向車を回避する為の待避所のようになっている場所もありますので、気をつけて走行して下さいますようお願いします。

車を停車して防波堤を歩いていると、防波堤の上をトコトコと歩き回るうみねことの出会いがあります。うみねこは間近で見てみるとおそらく想像していた以上に大きいと感じられるのではないでしょうか。青い空、青い海、うみねこの鳴き声と、この３つが揃うと夏の情景が嫌でも思い浮かぶ方が多いと思いますが、この場所で夏を感じて美味しいものを食べて、最高の休日を満喫してみて下さい。