南部曲がり屋が敷地内に!盛岡手づくり村。
昔の南部地方での建築方式として一般的だったのは「曲がり屋」と呼ばれるものでした。曲がり屋は文字通り、家屋が90度に曲がった作りをしており、人間とともに田畑で仕事をする動物として大切にされていた馬も、馬屋を同じ家屋内に置くことで共存するという形をとっていました。その南部曲がり屋と呼ばれる建物は現在で盛岡市以外でもほんの数カ所で見ることができますが、平成14年に盛岡市に寄贈された旧柳原邸はこの盛岡手づくり村に移植復旧作業が行われ、多くの伝統職人の方々の手によって平成14年11月に完成しました。
御所湖畔にある「クラフト村」で体験型休日を
盛岡手づくり村があるのは御所湖(御所ダム)と呼ばれるダム湖のすぐほとりになります。この盛岡手づくり村の中を歩いていると、村内に植栽されている木々の間から御所湖を望むことができます。
御所湖と呼ばれる名称の由来は、この御所湖のある地名が元となっており、現在の岩手郡雫石町(しずくいしちょう)は過去に「御所村(ごしょむら)」と呼ばれていたとされており、この御所村に建築された人工湖であることから御所湖、御所ダムと呼ばれていると言われています。
手づくり村から見える御所湖の対岸には、県内でも有名な温泉街である「繋温泉(つなぎおんせん)」があり、繋温泉街を車で走っていると細い路地裏などに無料で利用できる足湯や手湯と呼ばれる施設などもあり、旅の小休憩には最高の場所になっています。
この盛岡手づくり村では盛岡名物、岩手銘菓と称される南部せんべいを自分で焼いてそのまま食べることができる施設や夏休みなどの工作になるようなものを作ることができるクラフト施設、さらには有名な「南部鉄器(なんぶてっき)」と言われる伝統的な鉄瓶などを職人さんが作っている工場を見ることができるなどなど、多数のクラフトにまつわる施設が所狭しとひしめいています。またお土産品の購入などもできますので、ぜひ旅の途中に一度立ち寄っていただければきっと、旅のひとつのアクセントとなって楽しさがひとつ増えるのではないでしょうか。
植栽された木々がまるで森の中を散歩している感覚になる
手づくり村の敷地に入って歩いていると、村内に植栽された多数の木々が生い茂り、晴れた日にはまるで森の中を散歩しているかのような錯覚にとらわれてしまいそうになります。様々な体験ができてさらに、職人さんの技が見られる貴重な時間、さらにさらに、木々に囲まれた自然の中で癒しに浸ることができる、そんな最高の休日をお過ごし下さい。
⚫︎いこいの村岩手温泉ホテルから約30.3km/約40分
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